QGISで視覚的になんとなくわかりやすいベースマップを作りたい
はじめに
QGISで動物のGPSセンサーの測位データを見るときはとりあえず国土地理院の標準地図や航空写真をベースマップに入れてみる。
でも標準地図だと地形は何となくわかるけど、土地利用(山林か市街地かとか)がわかりにくい。
航空写真は拡大図だと雰囲気がつかめるけど、引きだとわかりにくいし、道路とかも見えない。
なので、そこそこ引きの画像で土地利用と地形がわかりやすい地図をできるだけ利用規約が厳しくないデータで作成してみた。
完成図
こんな感じ。
陰影で地形の起伏が何となくわかり、色分けで山林なのかそれ以外なのかもわかる。
道路も表示されているので他の地図との比較も比較的しやすい、、、かも。
利用データ
OpneStreetMap
OpenStreetMap Japan | 自由な地図をみんなの手に/The Free Wiki World Map
国土地理院 地理院タイル 陰影起伏図
maps.gsi.go.jp
作成方法
上記の二つを陰影起伏図を下にして重ね、OpneStreetMapの透過度を下げる。
どちらもQGIS3.XならXYZ Tilesで表示可能。
XYZ Tilesの使用方法はこちらを参考にした。
gis-oer.github.io
XYZ Tilesの使用方法
ブラウザパネルの「XYZ Tiles」を右クリックして「新しい接続」を選択
名前には自分でわかる名前、URLに各タイルのURLを入力
各タイルのURLは以下の通り OpneStreetMap http://a.tile.openstreetmap.org/{z}/{x}/{y}.png 陰影起伏図 https://cyberjapandata.gsi.go.jp/xyz/hillshademap/{z}/{x}/{y}.png
XYZ Tilesに追加されるので、ダブルクリックするとレイヤに追加される。
あとは陰影起伏図を下にして重ね、OpenStreetMapレイヤのプロパティから「透過性」タブを選択しパーセンテージを下げる。
もっといい方法があったら教えてください